2010年8月21日土曜日

栄養学を研究する医科大学教授たち-2

栄養学を研究する医科大学教授たち-2
数多くの医師たちが栄養学の分野でも立派な研究を進めている。

イグナロ博士は科学界に類まれなる貢献を果たしてきた人物であり、1998年に一酸化窒素(NO)の人体への様々な効用の発見についてノーベル医学生理学賞が授与されたことで、博士の功績は認められています。
また、博士の研究は、後進の科学者たちによる一酸化窒素研究の礎となりました。

イグナロ博士は、ハーバライフと共同で体内の一酸化窒素産生を促すナイトワークスを開発したのに続き、ハーバライフのサイエンティフィック・アドバイザリー・ボード委員に就任しています。

現在、1985年より在籍しているUCLA医学部薬理学科において教授を務めているイグナロ博士は、カリフォルニアに拠点を移す以前は、12年間に渡りューオリンズに在るTulane大学医学部教授を勤めていました。
また、教職につく以前は、ニューヨークにあるCIBA-GEIGY社の薬品部門において研究員として活躍していました。

自身の研究に関し数多くの論文を著している博士は、ノーベル賞の受賞に続き心臓科学研究におけるその特筆すべき功績を称えられ、1998年にアメリカ心臓学会より基礎研究賞を授与されています。
また同年、国立科学アカデミーの会員として迎えられたほか、翌年にはアメリカン・アカデミー・オブ・アーツ&サイエンスのメンバーにも選出されています。

一酸化窒素学会を設立したイグナロ博士は、「一酸化窒素生化学誌」の設立者であると同時に編集長でもあります。
1962年コロンビア大学で薬理学理学士号を取得した後、1966年にはミネソタ
大学において薬理学博士号を取得。
1968年には国立衛生研究所において医学博士課程終了後研究員として迎えられた経歴の持ち主です。

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