2010年8月31日火曜日

精神のバランスと栄養のバランス

精神のバランスと栄養のバランス

 この後のメルマガで詳しくお伝えしますが、潰瘍、関節炎、アレルギー、大
腸炎のような病気は、明らかに精神身体医学的起源のケースが多い。

 つまり、栄養の誤りと感情の乱れとの交錯が大きな原因となっている。

従って多くの病気を治すためには、良い精神療法と適切な食事を併用すると、
最良の成果を挙げやすい。
 感情が引き金になっている例は多く、それに気がつかないで、ただ栄養改善だ
けを熱狂的に追い求めても、必ずしも良い結果は得られない。

 栄養は確かに精神面の改善にも寄与するが、栄養バランスだけでなく、精神の
バランスも心がけねばならない。

栄養バランスの大切さは、6大栄養素32品目をバランス良く摂取する必要が
ある。

 如何に食品成分表を見て綿密に計算しても、本当に食べた食物に相当の栄養
分が含まれている保証はない。

 欧米では、その点に着目してサプリメントで基礎栄養をバランス良く摂取し
脂肪や糖分、炭水化物の摂取をコントロールする方法をとってきた。

 日本では、残念ながら医薬偏重の傾向が強く、それに反論する意味もあり、
自然食、無農薬野菜、単品のサプリメントに偏っている。

バランス栄養食が大切だという基礎的な考え方を学ばねばならない。

2010年8月30日月曜日

栄養改善の評価は過大も過小も禁物

栄養改善の評価は過大も過小も禁物
ここで特に注意していただきたいのは、栄養改善を論ずる場合に、単品の栄養素(例えば、青汁、セサミン、コラーゲン、グルコサミン、ビタミンC、乳酸飲
料、バランス栄養食)で病気が治ったとか、健康になったとか、あまりに過大
評価しないことである。

 一方、過小評価もいけないことである。

 最善の栄養で病気が治った場合は、その栄養素の欠乏が病因の場合である。

医師は病気の90%以上は感情問題もその原因として加わっていると述べている。

しかも、健全な栄養(バランス栄養食)を摂り続けていれば、その感情問題を
処理するのにも立派な助けになる。

 しかし、食物はそれを摂っていないひとには、それを好きにさせる力はない。
また、自分を過小評価している人には、自分の正しい真価を感じさせることも
出来ない。

 概して適切な食事を守れない人も少なくないが、それは自分自身や食物や
バランス栄養食について、その感じ方が各人各様であり、バランス栄養食
大切さに気がついていないのである。

栄養素はお互いに協力し合って人の健康維持に貢献しているのであって、多くの
広告に見られるように、如何にもその単品の栄養素だけを飲めば良いというのは
ただ、自社製品を売るための方便であることを認識する必要がある。

さらに、煙草の害は喫煙者の身だけでなく、家族や喫煙時に周囲に居る人の
健康をも害していることに責任を感じるべきだ。

ストレスが煙草の喫煙を呼び、喫煙がストレスを呼び多くの重要な栄養素を
過大消費する。

しっかりと必要な栄養素が摂取出来れば、喫煙の習慣から逃れることも出来る。

2010年8月28日土曜日

栄養の効果は焦らずに信じる

栄養の効果は焦らずに信じる
栄養で健康を取り戻す場合は、一般的にゆっくりとした経過をたどるので、そ
のペースを良く心得て、焦らずに、効用を信じることが大切である。

抗生物質が感染症に急ブレーキをかけるような劇的な効果はまれである。
 しかし、栄養素に放射能の目印をつけて追跡してみると、生体内で敏速に奏功
して行く経過がたどれるのである。

 例えば、カルシウムは半時間以内に折れた骨に沈着して、その修復を進めて
いく。
 また、腎炎の若い息子が余命10年だと宣告されると、母親の心痛は無理か
らぬことではある。しかし、そんなに長い健康回復の期間があるのは素晴らしい
ことだと、彼女を説得したことを思い出す。
 栄養学の研究は、どんな病気に対しても貢献するし、出来る限りの保証を与
えると私は信じている。

10年前、多くの生活習慣病のお薬を飲んでいた頃があった。
無知だった私は薬が病気を生活習慣病を治してくれると信じていた。

薬は症状を抑えるだけで、その間に自分の自然治癒力を高めて治すことに気が
付かなかった。

 今では、全てのお薬が必要でない健康体になっている。

栄養の素晴らしさとアデル・デービス女史から伝えられた栄養学の基礎の上に
カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部・臨床栄養学教授・デビット・ヒ
ーバー博士
に直接に学ばせていただいたお陰である。

2010年8月27日金曜日

医師、栄養士、患者は三位一体

医師、栄養士、患者は三位一体
多くの医師は、患者がもう末期だと思っている場合でも、九死に一生の奇跡的な
回復をする例を経験している。
反対に重体だと思えない患者が、急に悪化して死亡する症例も数多く知っている。
 誰にとっても病気をするのは人生の必然的な道であり、その感情の混乱と戦い
ながら、いかに上手にそれを克服して行くかの挑戦の繰り返しである。

 従ってどの病人にも希望の光を与えれば、回復のためにあらゆる努力を払う
ようになる。
 病人は、とかく意気消沈師し勝ちになり易く、それが回復へを大きく妨げる。
私がこのメルマガで多くの症例を紹介して行くのは、原典であるアデル・デー
ビス女史の栄養学に関する深い造詣とその信念に触れることが出来て、その恩恵
を大きく蒙っているからである。
 
 ど患者にも気力や勇気を奮い起して回復に向かっての努力をして頂きたいか
らである。
 私も妻もアデル・デービス女史の栄養学を学んだお陰で死の壁を乗り越えて
今、健康で元気な毎日を楽しめているからである。

2010年8月25日水曜日

健康の回復、維持を図る【栄養プログラム】

健康の回復、維持を図る【栄養プログラム】
 どんな食物を摂るべきかを学ぶなら、病気の予防・治療に有用な食事が出来る。

このメルマガをその目的に役立てて欲しい。
 これまで栄養学を無視してきた人たちでも、この新しい栄養学の知識を理解
すると、狂信的に良い食習慣・食事を守るようになる場合が多い。

このメルマガの各パートでは、どの病気にはどのような栄養素が大切で、どう
健康に役立つかをなるべく詳しく解説して行く。
 ただし、これだけが医療の全部だと誤解しないように良く注意してほしい。

 どのような場合でも医師の正しい判断があって初めて適切な栄養が決められ
るのである。(全ての医師が正しいということではない)

 栄養による健康作りは、その正しい食生活をしっかりと守ることである。
健康者はもちろん、病人でも、なかなか実行しないし、また実行出来ない人も
多い。
【栄養プログラム・バランス栄養食】を守ってこそ、健康の回復・維持は出来る
のである。
例外として、決定的な遺伝的欠陥があったり、病気がすっかり進行してしまった
場合は治癒に時間が必要であり、根治が難しいばあいもある。
 しかし、【栄養プログラム・バランス栄養食】を守れば改善されることも事実
である。
 予防に勝る治療はなく、このメルマガの目的も病気予防、健康的生活を楽しむ
事を目的としている。

2010年8月24日火曜日

栄養学を研究する医科大学の教授たち-5

栄養学を研究する医科大学の教授たち-5
アイオワ大学のウイリアム・B・ビーン博士も栄養について論じ、健康と病気の
どの場合でも、栄養に密接な関係があることを強調している。
 
もし、若い医師が栄養学の研究を積極的に追及し始めれば、今まで埋もれていた
宝物を発掘することになり、人類に限りない福祉をもたらすとまで断言している。

 私は栄養学こそ、シンデレラ姫のように、最終的には立派な王子様と結ばれる
のを信じて疑わないが、現状では残念ながら医学の中では虐待されて継子扱いを
受けている。

一昨日の新聞で2ページにわたる大きな広告が読売新聞に掲載されたのを見られた方も多いと思います。

今話題の「臭いをとる石鹸」の広告でした。
凄い売れ行きだそうですが、臭いの基は何でしょう?
汗ですね・・・・汗は汗腺を伝って身体の内部から出てくるのです。
身体の外部から付着したものではありません。

ある意味では、身体が腐り始めているから「臭いにおい」「臭い汗」が出てい
るのです。

身体が健康的でないということです。
それは、今の食事に必要な栄養分が含まれていないから身体が疲弊しているの
です。
朝夕の満員電車の臭いにおいはは、不健康な食事をしているからです。

バランス栄養食を日常の食事に摂り入れている人たちは数百人が一堂に会しても
臭くはありません。

2010年8月23日月曜日

栄養学を研究する医科大学の教授たち-4

栄養学を研究する医科大学の教授たち-4
栄養の価値が次第に認識されてきたとはいえ、日本での認識はまだ低い。

コロンビア大学の栄養学研究部長W・H・セブレル医学博士は、どの病気の治療
とその快復にも栄養が極めて重要な役目を果たしていると述べている。

セントルイスのワシントン大学のロバート・E・ジャンク教授も、健康の回復
・維持に、栄養ほど重要な支配因子はないとン述べている。

また、アイオワ大学のW・A・クレール博士も20世紀以降、栄養の基礎科学
ほど人類に大きな恩恵をもたらした研究領域はないとまで表明している。

今朝のテレビ番組で、脳外科の名医がアルツハイマー症になり、その毎日の生活
の講演を行っているシーンが放映されていたが、栄養が原因だとは本人は夢にも
思っていないようであった。

 その名医には申し訳ないが、バランス栄養食の大切さを理解してもらえば、
多くの方の脳外科の手術で貢献をしていただけるのに、日本の医療の貧困さの
一面を見せられたようであった。

一私人としては、快復をお祈りするしかないのである。
この文章をご覧頂いて、連絡を頂ければ回復への道筋は見えてくるでしょう。

2010年8月22日日曜日

栄養学を研究する医科大学教授たち-3

栄養学を研究する医科大学教授たち-3
数多くの医師たちが栄養学の分野でも立派な研究を進めている。
ルイジ・グラットン博士もその一人である。

ルイジ・グラットン博士は現在、多くのアスリートたちの健康、運動能力の維持
向上に大きな功績を残しつつある。
 世界一のサッカー選手とも言われている【メッシ選手】の個人トレーナーを
務めている。
 スペイン・バルセロナの選手のニュートリション・トレーナーとして、20
10年のワールドカップを制したスペインチームの内の七人が「ルイジ・
グラットン博士」のニュートリション・トレーニングを受けている。
 摂取するバランス栄養の大
切さを如実に証明している。
 完全なバランス栄養食
よる体力の強化は北京オリンピックでも七人が優秀な成績を修めている。

ルイジ・グラットン博士
はカリフォルニア大学ロサンジェルス校において科学、同校の大学院にお
いては公共衛生の修士号を取得。

ニューヨーク大学マウント・シナイ医学校において医学の学位を修得後、ロサ
ンジェルスのCounty Hubert Humphery Family Medical Centre において、
家庭医療の研修を修了。

UCLAのDavid Geffen School of Medicineにおいては学位取得後の研修を行い
ました。
 加えて、UCLAの人間栄養学センターでは、家庭医療の専門医師および肥満の
危険因子研究を行う臨床医として勤めた実績もあります。

 グラットン博士は、The American Board of Family Practice (アメリカ
家庭医療学会)より認定医として承認されている、臨床栄養学のスペシャリス
トです。

2010年8月21日土曜日

栄養学を研究する医科大学教授たち-2

栄養学を研究する医科大学教授たち-2
数多くの医師たちが栄養学の分野でも立派な研究を進めている。

イグナロ博士は科学界に類まれなる貢献を果たしてきた人物であり、1998年に一酸化窒素(NO)の人体への様々な効用の発見についてノーベル医学生理学賞が授与されたことで、博士の功績は認められています。
また、博士の研究は、後進の科学者たちによる一酸化窒素研究の礎となりました。

イグナロ博士は、ハーバライフと共同で体内の一酸化窒素産生を促すナイトワークスを開発したのに続き、ハーバライフのサイエンティフィック・アドバイザリー・ボード委員に就任しています。

現在、1985年より在籍しているUCLA医学部薬理学科において教授を務めているイグナロ博士は、カリフォルニアに拠点を移す以前は、12年間に渡りューオリンズに在るTulane大学医学部教授を勤めていました。
また、教職につく以前は、ニューヨークにあるCIBA-GEIGY社の薬品部門において研究員として活躍していました。

自身の研究に関し数多くの論文を著している博士は、ノーベル賞の受賞に続き心臓科学研究におけるその特筆すべき功績を称えられ、1998年にアメリカ心臓学会より基礎研究賞を授与されています。
また同年、国立科学アカデミーの会員として迎えられたほか、翌年にはアメリカン・アカデミー・オブ・アーツ&サイエンスのメンバーにも選出されています。

一酸化窒素学会を設立したイグナロ博士は、「一酸化窒素生化学誌」の設立者であると同時に編集長でもあります。
1962年コロンビア大学で薬理学理学士号を取得した後、1966年にはミネソタ
大学において薬理学博士号を取得。
1968年には国立衛生研究所において医学博士課程終了後研究員として迎えられた経歴の持ち主です。

2010年8月20日金曜日

栄養学を研究する世界の医科大学教授たち(1)

栄養学を研究する世界の医科大学教授たち(1)
数多くの医師たちが栄養学の分野でも立派な研究を進めている。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の人間栄養学研究所所長のデビット・ヒーバー博士もその一人だ。

 アメリカで最も重要な医師の一人に選ばれたデビット・ヒーバー博士は肥満
治療及びがん予防・治療のための栄養学を主な研究テーマとし、1978年より同
大学の医学部に在籍、現在は医学部教授も兼任しています。

 また、UCLAにおいては、国立がん研究所の助成による臨床機関部門や、国立
健康研究所の助成金により設立された栄養学・肥満治療研究所の運営などの要
職を兼務しています。

米国内科医学委員会より内分泌学・新陳代謝の専門医として認定されている内
科医である博士は、米国栄養学委員会からは臨床栄養医学の分野においても専
門医の承認を受けています。

著書には【L.A.シェイプダイエット】(原著:THE L.A.SHAP DIET)や
カリフォルニア・ダイエット(原著:What Color is Your Diet?)があります。

2010年8月19日木曜日

新しい栄養学に関心の無い日本の大物と言われる人々

新しい栄養学に関心の無い日本の大物と言われる人々
医学でもっと栄養学をしっかりと教育すべきだと論じた専門誌の論説は多い。
そこでは、現在教えられている栄養学は各学科に分散され、不適切で秩序の無い
散漫なものとなり、また内容も貧弱だと批判している。
アメリカ医師協会の食物栄養審議会では、医科大学の栄養教育を如何にすべき
かについて調査、検討している。
 昨今の医学では、ごく稀にしか発生しない栄養欠乏症しか教えていないし、
新しい栄養学の研究成果と臨床栄養学のギャップが余りにも大きいと指摘して
いて、緊急の改善を強く訴えている。
 現在のままでは病気の予防は勿論、治療面でも人々に無用な病苦を与えてい
よう。
 しかも、栄養学の研究報告は、大きな図書館を利用する機会も少ない医師に
とっては、全く学ぶチャンスも無いのである。
 更に国会議員をはじめ閣僚の多くの体型を見てみるがいい。
 栄養学的にみれば肥満体型で栄養学には何の関心も知識もない人が国の多く
の権限を左右している。
 人間の体は食べたもので出来上がっていて、大切なのはバランスの取れた
栄養
であり、カロリーや脂肪でも糖分でも無い。
 栄養の生きわたっていない頭脳で真の人間的な考えが生まれてくるのだろう
か?大きな疑問を抱いて当然のはずなのに、なんでも医薬で解決しようとして
いる。
 あるセミナーで肝臓病の権威と言われる方の講演を聞いた。肝臓の手術に
ついては素晴らしい技術をお持ちだそうでニューヨークにも招かれて執刀を
されるほどの医師で大学院の教授もされている。
 でも、続いて行われた懇親会でBMIが何と26だと自分で言われたとおりの
肥満体型で栄養学的には市井の一個人となんと変わらない。
 それが、今の日本人知識層を代表するの姿なのだ。
 権威のある医師でさえこの通りだから、あとは推して知るべきである。

2010年8月18日水曜日

新しい栄養学に遅れている医師たち

新しい栄養学に遅れている医師たち
過去30年間に、栄養学は著しい進歩を遂げて、フルコースの専門学科にまで
発展してきた。
 不幸にも第一線に活躍している医師の多くは、その進歩以前の教育を受けて
いる。以前はたいていの病気の治療に、あまり栄養を重視していなかった。
 ごく最近になって、栄養は健康の回復、維持に深い関係があることが明らか
になってきたが、医学のカリキュラムは、ほかの数多い医学科の講義で一杯に
なってしまった。
 昨今では、アメリカでは生化学、臨床学などで栄養学の一部は教えているが
日本ではまだ医科大学で栄養学を必須広義に組み入れているところは無く、ま
して、臨床栄養学などはアメリカから見れば日本は30年以上も遅れているの
が事実である。

デビッド・ヒーバー医学博士は、1969年UCLAにて化学学士号を取得後、
1973年ハーバード大学医学部において医学博士号を、1978年にはカリフォルニ
ア州立大学にて生理学博士号を取得。米国内科医学委員会より内分泌学・新陳
代謝の専門医として認定されている内科医である博士は、米国栄養学委員会
からは臨床栄養医学の分野においても専門医の承認を受けています。

ルイジ・グラットン博士は、The American Board of Family Practice 
(アメリカ家庭医療学会)より認定医として承認されている、臨床栄養学の
スペシャリストです。

2010年8月17日火曜日

医師の食事指導を忠実に守る。

医師の食事指導を忠実に守る。
 医師がある食事を指示したら、それは注意深く守るべきで、その医師が一番
患者であるあなたの特別な病状を良く知っている。
 かかりつけの医者、病院であれば過去の病歴はカルテを見れば一目瞭然で、
あり、何を指示すれば病状の改善に役立つかはその医師が知っています。
 その医師の指示した食事療法の枠内で栄養改善が出来る。
 例えば、毎日パンを食べて良いと許可されたら、白パンや菓子パンハンバ
ーガーは止めて「全穀粒パン」を選ぶことである。
 栄養バランスの良い食事を指示された場合は、この文の内容が患者だけで
なく医師にも大変有用な資料となるであろう。
 確かに、栄養改善が奏功し病状が改善する例がある現代の食生活であるが、
中には私に、「何故、医師は私に大切な栄養処方をしてくれなかったのか」など
と突っ込んだ質問を浴びせてくる場合もあります。
 しかし、医師と患者の信頼関係は何よりも大切であり、医師を傷つけるので
はなく、むしろ医師のために正しく答えたいと考えています。

 この十数年間、この原著でもあるアデル・デービス女史の「健康への道」を
通読し、自らの栄養改善による驚異的な健康改善を行い、今では一切のお薬を
必要としない健康生活を遅れている事実が何よりも栄養バランスの大切さを
物語っていると言えるでしょう。

2010年8月16日月曜日

医師と患者を助ける栄養学

医師と患者を助ける栄養学
人間にとって大切な栄養学は病気を治す医学と相反するものでは無くむしろ
医者と患者の両方を助ける役目を果たすのである。

しかし、正しい栄養の重要性を過大視して、広告宣伝に惑わされて家庭で自己
流に病気を治せると思うのは大きな間違いである。

素人の生兵法によってガンを進行させたり、冠動脈症を悪化させたり、虫様突
起炎(俗にいう盲腸炎)に穿孔を生じて重体に陥ったりすることも少なくない。

こんなトラブルは、医師の診察を受けなかったためで死の危険を招くことにも
なる。
 何か、少しでも異常を発見したら、必ず二つのステップを実行してほしい。
一つは直ぐに栄養改善に着手すべきで、もうひとつは医師の診察を受けること
である。
 心臓病その他のどの病気でも、早期発見できれば治療も成功しやすい。

従って、毎年必ず定期的に健康診断を心がけたい。

 更に、体組成計を購入して毎日決めた時間に、「体重」「基礎代謝」「筋肉率」「体脂肪率」「BMI」「内臓脂肪レベル」「体年齢」を測定し記録する。

今は、パソコンにエクセルなどの表計算ソフトがあるので、ここに記入する。
前日の食生活が如実に結果として現れる。

 食事のカロリーは「基礎代謝」プラス500kcalを心がけたい。
体脂肪率は「男性は20%以下」「女性は25%以下」を目指したい。

この値内に入っていない場合は、カロリーの摂りすぎ、肉食が多い、糖分の
摂り過ぎ(スポーツ飲料・ドリンク・缶コーヒー)に注意することが大切である。

BMIは概ね22前後、内臓脂肪レベルは9以下が望ましい。

体年齢が実年齢を上回る場合は、健康状態は良いとは言えません。

健康食品の広告を見て、素人判断で購入しても、栄養バランスが改善できる訳
ではありません。
食生活をバランス栄養食に変えれば、改善の状況が日を追って確認できるでし
ょう。

2010年8月15日日曜日

病気を予防する大切な栄養補給

病気を予防する大切な栄養補給
医学の研究例を調べてみると、栄養素の欠乏から生じた病気でも、それが進行、
悪化して、修理不能な病変になっていなければ、その不足栄養素を十分に補給
して、治癒できるケースは多い。
従って、普段から十分に栄養を摂っていれば、正しい健康を維持して病気を予防
出来よう。
何百何千もの医学・栄養学の研究誌に発表されている情報を見ると、ずばり
病気の予防に役立つ内容も多く、個々の病気に関心を持たない人でも、この原則
を知って、正しい栄養補給を怠らなけらば、殆どの病気にならなくて健康的
生活を楽しめるのである。

古来、栄養学は健康に寄与する科学であって、いかにして健康を取り戻し、
それを維持すべきかを追求する。
また、どんな病気に対しても、病気の種類に関係なく、栄養が身体に役立つ
原理は変わらない。

例えば、私はある婦人に母乳の分泌を促す【大豆プロテイン】を根幹とする
食事計画を作成したが、その食事によって今まで色々なお薬を飲み、患部に
ステロイド軟膏をいくら塗っても治らなかった婦人や子供のアトピー性皮膚炎
が全治したという結果を得ています。

2010年8月14日土曜日

実際の食生活では

実際の食生活では、唯一つの栄養素だけが欠乏して、その他の必須栄養素群
全部揃っているような例はまずない。
幾つかの栄養素が欠乏している。
多くの研究が明らかにしているが、殆どの病気は、色々の栄養素群の不足の
組み合わせによって起こってくる事実を実証している。
トランプのカードは五十二枚であるが、幾千もの違ったブリッジの手ができる
ように栄養素群の欠乏の組合せで何百もの病気が生まれる。

しかし、どの栄養素が特に欠乏しているか、また僅かに不足しているかも大切
なポイントで、色々な病気になっていく。

こんなに大切な栄養素群であるが、現代では食物の「精製加工」の途中で大幅に
失われて、数多い現代病の原因となっている。

2010年8月13日金曜日

日本での栄養学の認識度

アデル・デービス(アメリカの最も著名な栄養学者)は以下のように述べている。
既に1950年代に刊行され、日本でも1972年に翻訳版の初版が刊行された。

栄養学は年を追って複雑になり(次から次へと解明されて)体内での重要な化合物
に関する大切な知識は増える一方で難解になってきた、と記されている。

しかるに日本での栄養学の認識度は低く、栄養士の仕事と言えば病院の医師の風
下におかれているのが現状だ。
医学、医薬偏重の弊害が国民の健康状況を更に惨いものにしている。

食物が胃腸で消化吸収されると原料Aは次にBになり、さらにBはCに、Cは
Dに、DはEへと次々に新しい成分に作り変えていく。

その各プロセスにビタミン、ミネラル、アミノ酸などの必須栄養素が必要である。
何かが欠乏すると、例えばCからDへの反応が進まないので、必要不可欠のDも
Eも不足し、また,Cが過剰になって毒作用をおこすこともある。

すでに、初版以来70年を経過した今でも日本では、各社が単独栄養素の効果のみ
を宣伝している。

昼食に、高カロリーのトンカツ弁当を食べ、黒烏龍茶を飲めば脂肪やカロリーが
落ちると錯覚している人が多いのは正確な情報を伝えない食品業界、健康食品
業界の売れさえすれば良いとの企業論理に国民は翻弄されている。

バランス栄養食で肥満も痩せすぎも病気も縁がない日本を作りましょう。

医学、医薬偏重の弊害

アデル・デービス(アメリカの最も著名な栄養学者)は以下のように述べている。
既に1950年代に刊行され、日本でも1972年に翻訳版の初版が刊行された。

栄養学は年を追って複雑になり(次から次へと解明されて)体内での重要な化合物
に関する大切な知識は増える一方で難解になってきた、と記されている。

しかるに日本での栄養学の認識度は低く、栄養士の仕事と言えば病院の医師の風
下におかれているのが現状だ。
医学、医薬偏重の弊害が国民の健康状況を更に惨いものにしている。

食物が胃腸で消化吸収されると原料Aは次にBになり、さらにBはCに、Cは
Dに、DはEへと次々に新しい成分に作り変えていく。

その各プロセスにビタミン、ミネラル、アミノ酸などの必須栄養素が必要である。
何かが欠乏すると、例えばCからDへの反応が進まないので、必要不可欠のDも
Eも不足し、また,Cが過剰になって毒作用をおこすこともある。

すでに、初版以来70年を経過した今でも日本では、各社が単独栄養素の効果のみ
を宣伝している。

昼食に、高カロリーのトンカツ弁当を食べ、黒烏龍茶を飲めば脂肪やカロリーが
落ちると錯覚している人が多いのは正確な情報を伝えない食品業界、健康食品
業界の売れさえすれば良いとの企業論理に国民は翻弄されている。

バランス栄養食で肥満も痩せすぎも病気も縁がない日本を作りましょう。

2010年8月11日水曜日

健康に必要な全部の必須栄養素群

健康に必要な全部の必須栄養素群
何と多くのビタミンを含む酵素や補酸素により活性化された三千有余の化合物が
細胞の機能を円滑に営んでいることが知られている。
その為には、必須栄養素はどれも必要であり、その内どれ一つが欠落しても、
正しい代謝が妨げられて何百もの生体成分が産生出来なくなるのである。

正しい健康を守るためには、全ての必須栄養素群のオーケストラが必要で、一つ
の栄養素だけを幾ら大量に摂っても、ホルンや太鼓だけを鳴らすのと同じで
ベートーベンの交響曲を演奏できないと同様に、健康と言う音楽は演じられない
のである。
今日の新聞広告でも「セサミン」「シミ抑制」「青汁」「美容ドリンク」
「黒こうじ酢」「黒酢○」とその商品だけが健康の源だと宣伝している。

効果が無いとは言えないが、栄養学の見地から考えると糞飯ものである。

2010年8月10日火曜日

新しい栄養学

新しい栄養学
新しい栄養学は、今や日本人の50%を越える肥満を解決できる大きな希望の
光となるだろう。
明るい健康家族を取り戻すことのできる素晴らしい【新しい栄養学】
栄養学の研究は世界の医科大学、総合大学、そして民間の研究所で盛んに行われて
いる。
毎年6,000件以上の独創的な研究が発表されていて、1960年だけでも7,149件
にも達している。
それは、「栄養に関する抄録と論評(Nutrition Abstract and Reviews)」に要約
されて紹介されている。
この健康改善に役立つ知識が年々蓄積されているのを活用するのがこの原典に
なっている。
この数多い研究報告の中で注目すべきは、人間の体内で合成できない栄養群の
ことである。
「15種類ものビタミン類」、<>「14種類以上のミネラル類」「10種類以上の
必須アミノ酸」。
そして、必須脂肪酸があって、これら40種類にも及ぶ栄養素群は、食物から
摂取しなければならないので【必須栄養素】と呼んでいる。
それらを食物から摂取して、さらに体内では一万にも及ぶ生体成分を合成しながら
健康を維持している。

2010年8月7日土曜日

ラジカル酸化とビタミンC

ラジカル酸化とビタミンC
ラジカル酸化(ホルモンの合成、生体成分の生成や不要代謝中間物の廃棄処理)
のためにビタミンCの抗酸化作用が必要になってくる。
ストレスの大きさに比例してビタミンCを多く摂取して、代謝正常化を図らね
ばならない。
動物はストレスに遭うと普段の5倍から10倍のあるいはそれ以上のビタミンC
を自分で生産して、そのストレスを解消する。
不幸にして人類、猿、モルモットは遺伝的にビタミンCの自己合成能力を失った
ので、ストレスの耐性が弱い。
ビタミン類、ミネラル類などは正常な健康者が生体内にストックしている量を
「組織飽和量」と呼んでいる。
また、それに比例して血中濃度もあるレベルを保つことが生化学検査で判る。
ビタミンCだけでなく、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンB群についても、
病気を予防し、半健康から健康に戻るためには所要量よりはるかに多い「保健量
」が必要である。
病気の時には、さらに多い「病理投与量」が大切となる。
さらに大切なミネラルについては、勿論不足量は補完しなければならないが
、相互間に拮抗作用があるので一つのミネラルを取り過ぎるといくつかのその他
のミネラル類の不足を促す結果になる。
過剰も不足も駄目で適量を取れるバランスミネラルタブレットが必要である。

2010年8月6日金曜日

ビタミン、ミネラルを失うストレスを対応する栄養療法。

ビタミン、ミネラルを失うストレスを対応する栄養療法。
栄養欠乏、食品汚染、医薬の投与などの第一次ストレスで、体内で局所代謝が乱れると有害な代謝中間物が多く蓄積する。
その為にラジカル酸化が亢進してくる(不完全酸化という)。
この時に生成した「活性ラジカル」の酸素が結びつくと、さらに反応性の激しい「過酸化ラジカル」になり、このラジカル酸化を連鎖拡大して、体内の有効な酸素を浪費し、第二次ストレスの全身代謝生涯に波及して行く。
このラジカル酸化を阻止するのが、ビタミンCの抗酸化作用であり、ストレスの大きさに比例してビタミンCを多く摂って代謝正常化を図らねばならない。

このラジカル酸化が細胞膜、生体膜に及ぶと、脂質は「過酸化脂質」となって生体活性を失い、細胞の機能は衰え、次いで細胞が壊死する第三次ストレスに及んでいく。
これを防ぐのが脂溶性のビタミンEである。

従って、ビタミンCは代謝正常化、ビタミンEは生体保護のビタミンと呼んでいて、ビタミンCビタミンEとは分担の役目があって相互に協力し合っている。

ストレスの大きさに比例して多く摂取しなければならない。

2010年8月4日水曜日

40種類以上もの必須栄養素を確保

新しい栄養学では、40種類以上もの必須栄養素を確保する必要があると論じている。
殊に最近の精製加工食品、冷凍食品では加工の途中で肝心な栄養素群を大幅に失うので【自然食品でなければ】到底完全栄養な期し難いと言わねばならない。

40種類以上ものひ必須栄養素を確保しなければ細胞の修復は思うようには進まない。
これを解決しなければ現代医学の食事療法は十分な効力を発揮しないだろう。

欧米ではすでに40数年も前からこれらの研究がされていて、自然食品では栄養素群の補給が困難と判定して、総合ビタミン、マルチビタミンなどの補給を始めている。

しかし、名前の通りビタミンは総合的に配合されてはいるが、40種類以上ものひ必須栄養素を確保するところまでには至らない。
40種類以上ものひ必須栄養素を確保するためには、バランス栄養食という考え方が必要になってくる。
6大栄養素(たんぱく質脂質食物繊維ビタミンミネラル、炭水化物)は必ず必要です。
それらがバランス良く摂取出来なければ意味がありません。

毎日の広告を見ると「青汁」「コラーゲン」「セサミン」「グルコサミン」だけで身体が満足できるような表現が多いようですが、売るためには手段を選ばない狡猾さが感じられます。

日本は欧米に比べて、栄養業界で30年以上も遅れているのですから致し方がないとも言えますね。

世界的に効果が認められているバランス栄養食の摂取が健康の大きなキーポイントでしょう。

2010年8月3日火曜日

現代は慢性代謝病の始まり。

現代は慢性代謝病の始まり。
栄養が正しく補給されないと代謝を正しく営めなくなる。
栄養学の立場から見れば、それは今の食生活にあると言える。

医薬だけでは治りにくい生活習慣病が今や日本国民の半数を覆い始めている。

意識なき病人が増えている。
外見を見ただけで判断できるが、当人たちは全く気がつかないふりをしている。

社会的地位が高いだけで全てに精通して居るわけがない。

会社社長はその会社の業務には精通していても、栄養学の大切さを知らない。
大学教授も教える学問には精通していても、栄養学の大切さを知らない。
宗教家はその宗教の教えには精通していても、栄養学の大切さを知らない。
政治家は政治には精通していても、栄養学の大切さを知らない。
医師、病院長は専門の病には精通していても、栄養学の大切さを知らない。

栄養士は、食物の栄養の机上計算は出来ても本当の栄養学の大切さを知らない。


これが今の日本の現状なのだ。

だから、法律に触れなければ倫理上に問題があっても、政治家を務める。


親が平気で子供を虐待する。
数日前に報道があったように、幼い子供を閉じ込め食事も与えないで死に追い込む。

脳に栄養が生きわたっていないと、平気でこんなことが出来るのだ。

栄養学の大切さを知らない親がいる人間がいる。

バランスの取れた栄養
を摂取しないと身体の総指揮官の脳がマヒしてしまうのだ。

バランス栄養食の摂取が国民的課題と言っても過言ではない。

2010年8月2日月曜日

小手先の栄養摂取にとらわれている現代

小手先の栄養摂取にとらわれている現代

毎朝の新聞を見ていると「小手先の栄養摂取」に関係する記事、広告が多い。
人の体は食べるもので出来ている。

誰もが知っている、判っている。

だけど、広告を見ていると「森に入りて、木のみを見て森を見ていない」類が多いことに気づくはずだ。

摂取した栄養がどこでどのように消化吸収されて、何によって運ばれているのだろうか?
身体の全機関が関係しているのだ。

バランスの良い栄養食を取ることが一番で、次は心臓・血管系の栄養が大切なんだ。

だって、栄養を身体の隅々まで運ぶ動脈、毛細血管、血液の大切さなのだ。